■2002.6.23
RoboCup2002から帰還しました。試合結果は公式ページをご覧下さい。今年は予選日を合わせて12万人くらいの入場者があった模様。最後の2日間は福岡ドームを一周する行列ができるほどの熱狂ぶり。いや、驚きました。福岡では地元の放送局KBCががんがんコマーシャルやら特番やらを打って、ロボカップの名前はかなり浸透していたらしい。そこへW杯効果が加わって、連日大盛況。この盛り上がりはロボカップ始まって以来でしょう。会場ではロボットを追いかけている記者やライター、編集者と何人も会ったが、「ロボカップも成長したねえ。嬉しいけど、ちょっとさびしいかも」などと苦笑しあう。
観客がかなりノって試合を観戦していることには素直に感動した。驚いたのがシミュレーションリーグが子供たちに人気があったこと。これには松原仁先生もびっくりしていたらしい。ゲーム世代ならではの感情移入に、W杯でサッカー知識をつけていたことが幸いした様子。フォーメーションも一発でわかるし、ただの丸印の選手たちへ盛んに声援を送っていた。これにはちょっと認識を改めさせられた。
ロボカップレスキューは、電波障害が酷かったらしく動かないトライアルもあったようだが、これまた観客の受けはよかった。レスキューシミュレーションではイランのチームが優勝。母国で大災害があった直後だけに、表彰式では大きな拍手が沸いていた。彼らが国へ帰ってからやらなければならない仕事は多い。
ソニー4足リーグはオーストラリアの強力チームをPK戦で破ってカーネギーメロン大学が優勝。
小型リーグは大方の予想通り、強豪勢が今年もその底力を見せつけた。コーネル大学のBig Redが優勝。強すぎる。ゴールを決めたらさっさと自陣に戻ってフォーメーションを決めるのだからすごいよなあ。もう小型リーグは完成されてしまったのではなかろうか。
いちばん私が熱心に見ていたのは中型リーグ。全員が警戒していたのは、今年のジャーマンオープンで名門フライブルグ大学を破って大会出場を果たしたチームPhillipsだった。正方形の異様な筐体。空気砲のようにボールを打ち出すのだが、これが凄まじい破壊力を持つ。下手すると自陣のゴールから相手のゴールまで一発で打ち抜くのだ。残念ながら本大会では動きがやや鈍く、予選落ち(電波障害か?)。だが彼等のような新興勢力が常にロボカップを面白くさせるということを改めて認識した。やっぱり同じチームばかりになってしまうとつまらないのだ。
密かに応援していたイランのシャリフ工科大学は4位。阪大の浅田稔研は3位。学生が入れ替わって、やや戦力が落ちたか。そして上位2チームは、なんと金沢工業大学のWinKITと慶応大学のEIGEN(アイゲン)。どちらも学生主体のチームである。とにかく両者共に動きが抜群にいい。決勝戦は歴史に残る名試合だったと思う。前半は2-1でWinKITがリードしたが、後半EIGENが逆転。結果、2-3でEIGENの優勝。力はほぼ互角だったので、どちらが勝ってもおかしくなかったと思う。実際WinKITもよくやった、来年は優勝を目指せ! EIGEN、おめでとう! 両チームに盛んな拍手が送られた。
今大会では各チームの混成によるドリームチームも結成され、参考試合としておこなわれた模様。これは面白い試みだと思う。ロボットの情動がいかに重要かという命題に繋がるのだが、まあこれについてはまた別の機会に書こう。
そして今年から始まったヒューマノイドリーグ。1分間の片足立ち、身長の5倍の距離を歩くウォーキング、PK戦、そしてフリースタイル(自由演技)の4種目で争われた。堅実な歩行を見せたのが岐阜からやってきたNagara。古田さんのmorphはニューデザイン、なんとテーマミュージックまでつくってきていた(CDサンプルをもらった)。だが肝心の試合では、PK戦があることを知らなかったらしい(そんなことってあり?)。そのためmorph3の動きが見られたのはフリー演技のときだけ。下半身が動かず、残念な演技に終わってしまった。一方、南デンマークの金髪長身ルンド氏が率いる小型ヒューマノイド軍は、かわいらしいパフォーマンスで注目を集めた。Robo-One出場者も大健闘。
22日の夜には松原仁先生と今後のロボカップの方向性などについて意見交換。こちらの不満や希望もきっちり伝えたつもり。来年はイタリア主催。さすがに今回ほど派手にはならないだろうが(ひょっとするとジャパンオープンのほうが盛り上がるかも)、できることならまた見に行きたい。今回はとにかくいろいろな面で得るところが多く、ロボットの未来を考えるうえでもかなり刺激になった。まだロボカップ2002は終了していない。明日からは研究者たちのミーティングが始まる。
各連載の進行が本当にやばい状態になっているので、しばらく更新は休むかもしれません。請うご了承。
【インタビュー】DiVA/3号(2002年夏号)/責任編集:芸術科学会、発行:夏目書房/2002.6.20/ISBN4-931391-98-2/本体1700円/特集「笑え! ロボット」/インタビュアー:DiVA編集部「セナ流ロボット進化論」pp.22-27 【amazon】【bk1】 *学会が編集に関わっているだけあって、かなり面白いロボット特集号。一読の価値あり。
【書評】FRaU/2002.6.25号/p.169 *未確認
■2002.6.12 (2002.6.15追記)
FIFAワールドカップ2002、宮城でおこなわれたメキシコvsエクアドル戦を観戦。始まって5分くらいでエクアドルが得点したので驚く。前の席にいたエクアドル人たちが狂喜乱舞。だがその後は切ない展開でした。今日はスウェーデンvsアルゼンチン戦。私は見に行けなかったが、観戦で仙台にやってきた友人と昼食を楽しむ。ただし先日の日本戦は見る暇もなく、仕事に追われていました(泣)。
いまさら平井和正のアダルト・ウルフガイシリーズ(ハルキ文庫)を一気買いしたのだが、第3巻の『人狼地獄』の解説を前宮城県知事の本間俊太郎が書いていて仰天。第4巻の『人狼戦線』では平井和正があとがきで「バッハホールをつくって世界に名を馳せた本間俊太郎、余人の思いつかない発想の持ち主」とか絶賛しているのでさらに仰天。侮りがたし、本間俊太郎。
【投稿】「ロボット小説特集」の御礼/2002.6.15 *2002.5.16で宣伝した小説すばるの特集の報告と御礼。←2002.6.15追記
【新刊】インタビュー:東雅夫『ホラーを書く!』/小学館文庫/2002.7.1/ISBN4-09-402836-6/本体657円/「瀬名秀明 メジャー・ホラーの先陣を切って」pp.9-43 【amazon】【bk1】 *1999年ビレッジセンター出版局版の文庫化。ただし「追記」として書き下ろしコメントを収録。岩井志麻子=解説
【コメント】日本経済新聞/2002.5.31夕刊/ドキュメント挑戦/「ロボット大国への道」第19回 *微妙にコメントのニュアンスが違う。ラジオ体操の話は私のオリジナルアイデアではなくて、HRPのヴィジョンなんですけど。
【記事】ダ・ヴィンチ/2002.7/日本SF新世紀/矢吹武「日本SF大賞 星雲賞でみる近年の流れ」p.79(pp.76-79)
【記事】ASIMO SPECIAL SITE/2002.6.5/EVENT REPORT vol.10:「ロボットフォーラム2002『進化するヒューマノイドロボット』」 *2002.5.26におこなわれたフォーラムのレポート。
■2002.6.4
ショートショート・フィルムフェスティバル2002内レイトショー「デジタルシネマ・ナイト」開催。阿部勉監督の新作「落雷」参加!日時:2002年6月14日(金)21:30〜
場所:シネクイント(渋谷パルコPART3)
内容:短編作品上映。(順不同)「マジック・レッスン」「THE DAY I WAS BORN」「Qshami」「落雷」「Boobie Girl」「The Heisenberg Principle」「19 Peel Street」
トークショー:
パネリスト:万田邦敏(「THE DAY I WAS BORN」監督)
林田宏之(「マジック・レッスン」アートディレクター)
司会進行:稲蔭正彦(慶應義塾大学教授、「マジック・レッスン」監督)
公式ホームページはここ。
阿部勉監督、星野之宣原作の短編映画「落雷」が上映されます。
そろそろロボカップ2002が近づいてきたが、宣伝体制がうまくいっていないのではないかと不満。福岡では地下鉄の駅にけっこうポスターが貼られているのだが、それ以外の地域ではまるで知られていないのでは? せっかく日本で開催するのに、もったいない。企画力もいまひとつのような気がする。私は別にロボカップの宣伝マンではないが、小説すばるのロボット特集が結果的にいちばんの広告になっているのでは。宣伝担当の電通にはもっとしっかりやってもらいたいのだ。
【新刊】佐倉統対談集/東京書籍/ *近刊。詳細は後日。
■2002.5.29
日本SF作家クラブのMLにて、眉村卓さんの奥様である村上悦子様が28日に逝去されたことを知る。つつしんで哀悼の意を表します。眉村さんが奥様のために書き続けられたショートショートは、これまで『日課・一日3枚以上』(真生印刷株式会社)として10巻まで刊行されている。眉村さんの自費出版物なので一般には流布していないが、bk1ではこのうち8巻までを取り扱っている。詳しくは拙書評「読んで書く、書いて読む。」の第7回をご覧いただきたい。
【審査員】西日本新聞/2002.5.15/西日本新聞・釜山日報共同広告特集「釜福往来」/「発表!! 「子どもロボット作文コンクール」入賞者」 *ロボカップにちなんだロボット作文コンクールの審査員を務めた。他の審査員は浅田稔氏と山本元司氏。
■2002.5.28
日付ごとにリンクを張ることができるよう、若干調整しました。例えば2002年5月28日付の記事に直接リンクする場合は、URLの最後に#020528と加えてください。日付の前にある■印にカーソルをあてるとURLがわかります。小説すばる掲載の「亜希への扉」に関して、秋山完さんから素敵なご感想をいただく。嬉しい!
【講演】第26回生活と環境を考えるフォーラム/「ロボットと未来社会の生活」/2002.5.22(水)18:30〜21:00/ヒューマンルネッサンス研究所会議室
【セッション】ホンダロボットフォーラム2002/2002.5.26(日)14:00〜15:30/出演:広瀬真人、竹中透、瀬名秀明/ホンダウェルカムプラザ青山 *詳細はここ。
【エッセイ】朝日新聞/2002.5.25/瀬名秀明の「遠めがね虫めがね」/「コマ回してジャイロ効果実感」/連載第1回
【書評】VISA/2002.6/Book/(記名なし)「果てしない宇宙の中で思う未来のこと」p.71
【書評】毎日新聞/2002.5.15/p.16 *『果てしない宇宙の中で思う未来のこと』の書評、未確認
■2002.5.20
復刊ドットコムで、ついに『藤子不二雄Aランド』全149巻刊行! 予約受付中!これぞ21世紀の大偉業。中央公論新社の社員も驚いていた(?)この復刊をお見逃しなく。もちろん私はオーダーしました。当時はダブるから魔太郎とかプロゴルファー猿は買わなかったんだよなあ……。
コバルト文庫のノベル大賞とロマン大賞の選考委員を仰せつかりました。どうぞよろしくお願いします。他の選考委員は眉村卓、田中雅美、大岡玲、井沢元彦の各氏。私が関わるのは2002年度ノベル大賞(2002年7月10日締切)と2003年度ロマン大賞(2003年1月10日締切)から。詳しくは「コバルト」誌2002年6月号pp.319-320を参照のこと。
「地球ゴマ」はタイガー商会が商標登録しているジャイロスコープ。買うならやっぱりここの製品らしい。←近日発表のエッセイのネタです。
日付ごとに飛べるようにするにはどうやればいいんだろう。こうかな? テスト。2002.5.20。
なるほど。やり方がわかるまで半年くらいかかったよ。秘書Kは以前にサポートセンターまで電話で問い合わせたが、そんなことはできないといわれたのだ。
そういえばファーストサーバに移転することを決意してはや1年……。
【解説】外薗昌也『瑠伽といた夏』vol.2/集英社ヤングジャンプコミックス/2002.5.22/ISBN4-08-876304-1/本体590円/「そしてあの夏は永遠になる」pp.214-215 【amazon】【bk1】
【書評】週刊現代/2002.6.1号/現代ライブラリー「今週のベスト・エンターテインメント」/「ゴッホ殺人事件 天才画家の死は他殺だった? 大胆な仮説で真相に肉迫する」pp.156-157 *「類書探訪」って編集者が書くのか。はじめて知った。
【書評】活字倶楽部/2002年春号(2002.6.22発行)/BOOK REVIEW「ミステリー/サスペンス/ホラー」/(ゆ)「21世紀本格」p.96
■2002.5.16
【中篇】小説すばる/2002.6/「亜希への扉」pp.14-42/石倉ヒロユキ=画《二十世紀最後の年、世の中はロボット熱に浮かされていた。そんな時、僕はヒト型ロボットについての論文に取り組んでいた》(目次惹句より)
5月17日発売。ロボット連作シリーズ第5弾、95枚。これでロボット小説は一区切りをつけ、今秋に単行本として纏める予定(文藝春秋刊)。
【エッセイ】小説すばる/2002.6/ロボカップ2002へGO!!/「21世紀のアポロ計画――「ロボカップ2002」がやってくる!」pp.110-113
【書評】小説すばる/2002.6/ロボット小説の現在・過去・未来/「ブックガイドPart2 国産ロボット小説最前線」pp.120-123
「奇想天外! ロボット小説大特集」です。この企画を「小説すばる」誌に持ちかけたのは瀬名。ロボカップ2002と連動して、科学研究と小説を繋ぐような試みができないか、というのがもともとの発想でした。
かつて手塚治虫の「鉄腕アトム」やアイザック・アシモフの「陽電子ロボットシリーズ」が現実の科学研究に大きな影響を与えたことはよく知られています。科学者が小説を読んでそこからロボットのイメージを膨らませ、そしてその成果を今度は作家が取り込んで新たな物語をつくる。この循環がよい形で機能してきたのがロボットでした。日本は名実ともに世界一のロボット大国です。その日本で、21世紀のいま、新しいロボット小説を提供してゆくことには大きな意味があります。
今回のロボット特集ではジャンルを限定せず、いま充実した創作活動を展開している作家、面白いロボット小説を書いていただけるであろう作家に集まっていただきました(菅浩江さんのように、今回新しく小説すばるの執筆陣に加わっていただいた方もいらっしゃいます)。もちろん、これを広い意味でSF小説特集ととらえていただいても構わないでしょう。SF冬の時代がかつて叫ばれていましたが、一般の中間小説誌でもやり方次第で特集が組めるということです。ご参加いただいた方は以下の通り。
●我孫子武丸「秘宝館で逢いましょう」 →オフィシャルサイト
●倉阪鬼一郎「ロボットは怒る」 →オフィシャルサイト
●乙一「陽だまりの詩(シ)」 →公認ファンサイト
●菅浩江「カフェ・コッペリア」 →オフィシャルサイト
●大森望「ブックガイドPart1 海外ロボット小説の潮流」 →オフィシャルサイト
ぜひ読者の皆様から今回の特集についてご意見・ご感想をいただければと思っています。いま小説誌に作品を載せても、読者から反響が返ってくることは稀です(SFファン有志が「SFマガジン」考課表をやっていますが、十数人から反響が返ってくることすら、いまの文芸誌では極めて珍しいことなのです!)。作家も編集者も読者からのお便りを待ち望んでいます。かつて私はSFセミナー2001で「編集者を教育してほしい」を話しました。「○○さんの小説(記事)が面白かった!」という一言でも構いません。それが現場の活力になり、次の小説に繋がります。
もし御贔屓の作家がいたら、ぜひその方の作品について「小説すばる」誌に感想をお送りください。「小説すばる」誌のウェブサイト(ここ)には「ご愛読者のアンケート」というメールフォームもあります。お気軽にお使いください。「自分のウェブ日記に感想を載せたよ」とURLを書いて送るだけでも編集部は喜ぶと思います。ここからいまの小説出版界をぜひ変えていっていただきたいのです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
▼瀬名の中篇「亜希への扉」関連リンク
ロバート・A・ハインライン『夏への扉』(ハヤカワ文庫SF) 【amazon】【bk1】
「SFマガジン」2001.11/特集「ヒューマノイド・ロボットの未来」 バックナンバーはbk1で購入可能。【bk1】
Dean Koontz『The Paper Doorway』 【amazon】
上記のオーディオブック 【amazon】
ウィリアム・ゴールドマン『プリンセス・ブライド』(ハヤカワ文庫FT) 【amazon】【bk1】
William Goldman『The Princess Bride』(続編を含む増補版) 【amazon】
William Goldman『William Goldman: Four Screenplays』(映画『プリンセス・ブライド』の脚本を収録) 【amazon】
Marc Knopfler『The Princess Bride』(映画のサントラ盤) 【amazon】
映画『プリンセス・ブライド』VHS(英語版) 【amazon】
William Goldman『The Silent Gondoliers』(S・モーゲンスターンが書いた、もうひとつのお伽噺) 【amazon】
【エッセイ】bk1/2002.5.10/「読んで書く、書いて読む。」第10回/「本を閉じる前の、ほんの小さなあたたかさ 〜作家が文庫解説を書くということ」 *連載終了。バックナンバー倉庫はここ。
【エッセイ】月刊アスキー/2002.6/アスキーロードテスト/「AirH"「つなぎ放題」との戦いは続く……!」pp.302-303/連載第6回 *連載終了。けっこう好評だったらしく、当初3回の予定が全6回に延長された。
【記事】朝日新聞/2002.4.21/林真理子のかがくのたね/林真理子「小説と科学、最近急接近」
映画『アトランティスのこころ』の脚本はウィリアム・ゴールドマンなのか。これはぜひとも見に行かねば。
怒涛の勢いで原稿を書く。今月下旬から連載シーズンに突入。月刊2つ、週刊1つ、日刊1つ、計4本を同時並行することに。このうち2つは小説、2つはエッセイ。
【短篇】井上雅彦監修『恐怖症 異形コレクションXXII』/光文社文庫/2002.5.20/ISBN4-334-73324-7/本体838円/「眼球の蚊」pp.241-272 【amazon】【bk1】 →【広告】
【書評】探偵小説研究会編『本格ミステリこれがベストだ! 2002』/創元推理文庫/2002.4.26/ISBN4-488-49504-4/本体400円/鷹城宏「探偵小説研究会が選ぶ2001年本格ミステリ」pp.5-17、巽昌章「悪夢は現実、現実は夢――島田荘司論」pp.18-25、波多野健「新世紀のアンソロジーに祝福を!」pp.46-47 *いずれも『21世紀本格』に関する書評を含む。ただし瀬名への言及なし。
【書評】Oggi/2002.6/p.399
【書評】月刊天文ガイド/2002.5/p.187
【書評】ソトコト/2002.5/p.90
【書評】SPA!/2002.4.9号/新川貴詩/p.98 *以上4点、いずれも『果てしなき宇宙のなかで思う未来のこと』の書評、未確認。
昨日あたりトップページが60,000ヒットを越えたようです。ありがとうございます。
渋谷でメガスターを鑑賞。そういえば夜空をぼけっーっと30分も見たことなんて久しくなかったなあと思い出す。5月6日までの公開。
リンクを張らせてくださいとこちらからお願いしたにもかかわらず、まだ果たせていない件がいくつか。すみません、もう少しお待ちください。
サイトがなかなか更新されない、と思われている方は、念のためブラウザのリロード(更新)ボタンを押してみてください。サイトが更新されているのに古いページが表示されている場合があります。
【対談】小説すばる/2002.5/清水義範vs.瀬名秀明「突入!! マッド・サインティスト時代」pp.46-55
【シンポジウム】ノーベル賞100周年記念関連イベント「次代を担う若手研究者たち」/2002.4.20(土)13:30〜15:30/日本科学未来館7階みらいCANホール(定員300名) *コーディネーター(司会役)として参加。詳細はこちら。
【セッション再録】MeSci/Vol.2(2002.3.31)/生命の行方/瀬名秀明、高西淳夫、北野宏明「人とロボットの共生する未来を求めて」pp.16-21 →【広告】
【エッセイ】月刊アスキー/2002.5/アスキーロードテスト/「iBookとWindowsのファイル共有に挑戦」pp.308-309/連載第5回
【コメント】AERA/2002.4.29-5.6/久保田裕「手作りの100万の星」p.75
【エッセイ】朝日新聞/2002.4.23夕刊/鉄腕アトムの軌跡展/「アトムと築く未来へ」 *仙台では未掲載。 →【広告】
【書評】MeSci/Vol.2(2002.3.31)/MeSci Report「Culture」/安間由美子「Books」p.50
【記事】社団法人日本推理作家協会会報/2002.4/特集 ミステリー・二〇〇一年/日下三蔵「推理小説・二〇〇一年」pp.2-5、大森望「SF界2001年」pp.5-7
【書評】幻想文学/第63号(2002.3.10)/幻想文学企画室/ISBN4-900757-63-2/本体1500円/BOOK REVIEW/石堂藍「SF」p.175
【書評】ジャーロ/2002年春号(No.7)/2002.4.1発行/注目作ピックアップ/山前譲「2001年11.12月2002年1月分 『グラン・ギニョール城』芦辺拓」pp.454-457
連載2本と書き下ろし1本の立ち上げで、そろそろ切羽詰ってきた感じ。一日30時間くらいほしい。で、毎日何をやっているかといえば、ジョルジュ・デクリエールの「怪盗紳士アルセーヌ・ルパン」シリーズや「007」シリーズのDVDを観ているのであった。これも取材なのだ。
【中篇】別册文藝春秋/2002.5(239号)/「見護るものたち」pp.8-48/岸並千珠子=画 →【目次】
《残留地雷に囲まれた村で暮らす少女・リーは、不思議な首輪を着けた負傷した犬と出会った》(目次惹句より)
4月8日発売。ロボット連作シリーズ第4弾、150枚。巻頭掲載だったのでちょっとびびる。
今回はSF要素をぎりぎりまで排した。阪神大震災や9.11テロ事件にも言及。主要登場人物であるタイの少女については、次のロボット中篇(小説すばるに掲載予定)でその後の人生をフォローするつもり。
【試験問題】2002年度 慶大入試オープン/2001.11.23/河合塾全国進学情報センター/「文学部小論文」pp.38-44
設問は、安部公房「SFの流行について」(巽孝之編著『日本SF論争史』所収)、西垣通「人間を新たにとらえ直す」(「科学」2001.4+5合併号収載)、瀬名秀明「『21世紀少年』のための科学」(同)の抜粋文を読んで、イマジネーションと現実との関係性について論じるもの。SFファンの受験生はどういう回答をしたんだろう。
【講演】水柿道直先生定年退官を祝う会/2002.4.6(土)13:00〜13:30/「ミトコンドリアと『パラサイト・イヴ』」/江陽グランドホテル
【書評】天界/2002.4/新刊紹介/村松修「虹の天象儀」p.238(東亜天文学会)
【記事】ニュータイプ編『WXIII 機動警察パトレイバー MANIAXX』/2002.3.30/ISBN4-04-721376-4/本体1400円/(記名なし)「『WXIII』から連想する本たち」pp.108-109
【書評】bk1/2002.4.4/喜多哲士「SFとは壮大なホラ話である」
【書評】bk1/2002.4.8/青木みや「未来への期待と科学技術の普及への熱意が伝わってくる。」
【記事】日経サイエンス/2002.5/ブックレビュー特集/佐倉統「科学の非日常と日常の間を読む」p.129
第72回アカデミー賞短編アニメーション部門受賞作『老人と海』がついにDVD化! 大傑作なのでぜひ観てください。 【amazon】
【書評】蛋白質核酸酵素/2002.5/BOOK REVIEW/「新 ミトコンドリア学」pp.645-646
【インタビュー】フロム・エー/2002.2.21号/近未来、「ロボットを仕事にする」って普通になる!?(pp.シ〜セ)/「ロボットと働く、ロボットにかかわる仕事に就く それは遠い未来の夢物語ではない!」p.セ
【書評】SFマガジン/2002.5/SF BOOK SCOPE「JAPAN」/風野春樹「奇想の限りをつくした異形の戦国絵巻」p.122
【記事】計測と制御/2002.3/星野力「SFの中の科学技術」pp.238-245
【書評】小説推理/2002.5/今月のベストブック/森下一仁「SF」pp.250-251
【記事】佐倉統『進化論という考えかた』/講談社現代新書/2002.3.20/ISBN4-06-149598-4/本体660円/「あとがき」pp.205-210、「ブックガイド」pp.211-222
【記事】JT生命誌研究館/「サロン」(日付不明、2002.3.1頃)
阿部勉監督最新作『落雷』上映迫る! 原作は星野之宣の同名のSFマンガ(『イワン・デジャビュの一日』収載)。詳しくはMIVEの映画情報ページを参照(このページで紹介されている上映会はすでに終了していますが、近日中に場所を改めて再上映されるようです)。
渋谷区・五島プラネタリウムの跡地にプラネタリウムが復活! 4月1日から5月6日まで。アマチュアの方が制作した投影機「メガスター」を使ったスペシャルイベントです。私も時間を見つけて行くつもり。
詳しくはメガスターの制作者である大平貴之さんのページを参照。主催者J-WAVEの告知ページもご覧ください。
複数の締切が差し迫っているため、今回は連絡のみ。素っ気なくてすみません。
【エッセイ】電通報/2002.3.11号/文化/「ロボットを愉しむ「心」を探れ」p.12
【エッセイ】月刊アスキー/2002.4/アスキーロードテスト/「ADSL開通! より快適なiBook生活に」pp.354-355/連載第4回
【講演】日本薬理学会主催・市民公開講座/「くすり」を知る―より健やかな生活のために/2002.3.16(土)13:30〜16:30/「薬と生命―その現在、未来」/熊本県立劇場演劇ホール
【記事】SFオンライン/
【書評】bk1/山形浩生/
【書評】日本経済新聞/2002.3.10/小谷真理/p.22 *未確認
【書評】マンスリー・エム/2002.4/池井戸潤/p.130 *未確認
2002.2.25付の新着情報の内容に関して、ご賛同のメールを幾つかいただきました。ありがとうございます。
「ふじ」プロジェクトの有効性については私もゆるゆると考えているので、機会があったら原稿などで書くかもしれない。ひとつ作家的な空想でいうと、「ふじ」のカプセル型宇宙船はロボット産業の発展に寄与できるのではないか。おそらく宇宙開発が進むにつれて、宇宙ロボット工学の重要性がますます増してくる。ところが微小重力環境下というのは地球上とさまざまな面が異なっているので、こういった特殊な環境下できちんと制御できるロボットを開発するのは難しい。いまは自由落下装置などを使って、大変な制約の中で開発試験がおこなわれている状況である。だが「ふじ」のようなカプセル型宇宙船が比較的容易に利用できるようになれば、宇宙ロボットの開発に大いに役立つ。
なぜいま日本で宇宙船を打ち上げる必要があるかと訊かれたら、宇宙ロボット産業を日本がリードするためだと答えればいいのではないだろうか。日本は世界一のロボット産業国である。その覇権を宇宙にも広げるのである。「ふじ」の宇宙船でどんどん実験・実証をおこない、製品化して、世界の宇宙開発市場に売るのである。また、ロボット開発において人間とのインターフェイスを重要視するのが日本の特徴だ。これを宇宙にも敷衍して、宇宙で人間が使いやすいロボットを日本が率先して開発してゆけばいいのではないか。宇宙ロボットといえば人工衛星や無人探査機もとうぜん含まれるわけだが、「ふじ」はせっかくの有人宇宙船なので、人間と共存・協調する宇宙ロボットの開発を目指すのである(この程度のことは、私などより遥かに真剣に、緻密に考えている人が大勢いると思う)。
あとはなんとか宇宙を福祉に利用できないかと考えているのだが、こちらはいいアイデアが出ない(名案が浮かんだら小説にしたい)。他の可能性についても思案中なので、今後も宇宙開発については少しずつ勉強を続けてゆくつもりである。
ディスカッションに加わっていただいた皆様に感謝いたします。
【鼎談収録】『SF Japan』Vol.04(2002年春季号)/徳間書店/2002.4.10/ISBN4-19-720193-1/本体1714円/特別企画「SFが夢に見た未来」/井上雅彦、菅浩江、瀬名秀明、野尻抱介、森岡浩之(司会・牧眞司、柏崎玲央奈)「パネル4 いつでも未来」pp.150-152(pp.102-109, 146-152) 【amazon】【bk1】
日本SF大会でおこなわれた企画の再録。これでSFへのノルマはほぼ果たした。
【文庫解説】リチャード・マシスン『ある日どこかで』尾之上浩司訳/創元推理文庫/2002.3.15/ISBN4-488-58102-1/本体980円/「奇蹟のラヴ・ストーリー」pp.457-476/帯推薦文 【amazon】【bk1】 →【広告】
世界幻想文学大賞受賞作。あの名作がついに邦訳刊行なる! 登場人物エリーズ・マッケナのモデルとなった実在の女優モード・アダムズの写真が見られるのはこの日本語版だけ!
【ラジオ出演】「よじらじ!ワイド・インタビュー 21世紀宮城の100人・作家特集」/2002.3.1(金)15:10〜15:55/NHK第一(仙台)
【テレビ出演】ヒストリーチャンネル/現代の驚異『ボーイズ・トーイズ』/2002.3.3(日)12:00〜14:00/「ロボット新世紀」 *ロボット特番で、コメンテイターとして出演。放送済みだが、10日深夜0時に再放送の予定。
【対談】文学メルマ!/2001.12.12号(vol.52)〜2002.3.6号(vol.63)/瀬名秀明×山川健一「サイエンスと文学の緊密な関係」/全12回連載(毎週水曜日更新) *連載完結
【講演要旨】日本薬理学会主催・市民公開講座「「くすり」を知る―より健やかな生活のために」パンフレット/「薬と生命―その現在、未来」pp.9-11/2002.3.16(土)講演当日配布
【記事】『SF Japan』Vol.04(2002年春季号)/徳間書店/2002.4.10/ISBN4-19-720193-1/本体1714円/特集 山田正紀/笠井潔(構成・末國善己&編集部)「山田正紀インタビュー 世界の変容、「神」の変貌」pp.94-101
【記事】『SF Japan』Vol.04(2002年春季号)/徳間書店/2002.4.10/ISBN4-19-720193-1/本体1714円/特別企画「SFが夢に見た未来」/高千穂遥、巽孝之、とり・みき、山田正紀「パネル3 未来は夢がいっぱい」pp.146-150 【amazon】【bk1】
【対談】毛利衛・林公代『果てしない宇宙のなかで思う未来のこと』/数研出版/2002.4.1/ISBN4-410-13891-X/本体1280円/「対談 瀬名秀明×毛利衛 科学と文学のリアリティ」pp.144-163 【amazon】【bk1】 →【広告】
有人宇宙飛行の意義については、この対談の中で話している。意義といっても精神的な面と経済的な面があるが、ここでは精神的な意義(のひとつ)が毛利さんの口から語られている。ぜひ研究や勉強の意味づけに悩んでいる学生に読んでもらいたい本。
久しぶりにホラー短編を書く。「翳りゆくさき」「十人のインディアン」以来だから7年ぶりか。
角川春樹事務所から書き下ろし刊行予定の小説『WASTELAND(仮)』の進行が大幅に遅れている。SFで、しかも宇宙ものを、という依頼であったため、精神的にも疲労が多く、これほど難航した作品はこれまでなかった。たった400枚まで書くのに2度も中断しており、今後も大幅に書き直さなければならない(もっとも、内容は少年が主人公のジュブナイルであり、すんなり読む分にはそれほど難しいものではない)。
もともとこの小説は、地球に留まる人にとって誰かが宇宙を目指すことの意義は何であるか、ということをテーマとして構想した。実は宇宙空間のシーンはひとつもない。だがこの作品では、宇宙開発の意義が議論される。私はこの作品の中で、有人宇宙開発は選択肢のひとつとしてあってもいいが、過渡期の産物であって必須ではないと結論づけるつもりでいる。最終的に物語の中では人間とロボットが宇宙に向かう。だがロボットのほうに人間の希望をより多く託すのである。宇宙に飛び立つというシチュエーションを与えることで、人間とロボットの違いを浮き彫りにさせるのが狙いである。
現在、NASDAが次期フラッグミッションとして日本独自の有人宇宙船構想(通称「ふじ」プロジェクト)を打ち立てている(なお、『WASTELAND』の執筆開始時期は「ふじ」プロジェクト公表より前であり、プロットに直接の影響はない)。提案メンバーの中にSF作家やマンガ家が含まれており、SFファンの間で大きな話題となった。本日発売の「SFマガジン」4月号はこの構想の特集記事を組んでいる。
その記事の中で、構想メンバーのひとりであるSF作家・野尻抱介氏が、「ある技術が生まれたとき、その本当の価値を予見することは難しい」としたうえで、「空想を生業とするSF作家でさえ予測できないことは、今日の携帯電話を見る限り明らかであろう。SF作家は女子高生に負けたのである。(中略)実際に世に問うてみるしかない」と述べ、従って「ふじ」プロジェクトの意義は宇宙開発の質を変えることであると結論付けている。彼はまた、有人飛行は根源的な欲求なので理由などない、理由を求めるのは反対派だ、と率直に語っている。
この論理は一見わかりやすいが、私には納得できないものである。確かに携帯電話を開発した技術者たちは、女子高生の連絡ツールとして使われることを予想していなかったかもしれない。だが女子高生が使うようになったのはおそらくハードの価格低下が原因であり、モバイル型の通信手段の獲得という使用方法自体は20年前と変化していない。そして見逃してはならないが、携帯電話は日常生活に明らかに役立つという特徴を備えていた。それが普及の最大原因であろう。このような特徴を考えれば、有人宇宙船構想と大きく異なることがすぐにわかる。もし有人宇宙船構想を携帯電話と比較したいなら、日常生活にそれが役立つことを(小説の中でもよいから)明確に一般に示す必要がある。飛行機も他の国や地域に迅速に移動できるという利便性があった。これはまだ人が住んでいない月に行くのとは根本的に状況が異なる。開拓から始めるのであればそれでも構わないが、その場合は経済的な目的をはっきりさせなければならない。
同じ苦境に立たされているのがヒューマノイドだと私は思う。確かに一企業であるHONDAが二足歩行ロボットをわかりやすい形で提供したことで、多くの人がその有益な利用方法を考えようとしてきた。拙書『ロボット21世紀』でも紹介したように、国家プロジェクトであるHRPが進行している。ここではヒューマノイドを提供型プラットフォームとして位置付けたうえで、その有益な利用方法を提示し、またそれを推進するための地盤固めをしようとしている。私は本の中で、「ロボットの未来を研究者だけでなくみんなで考えよう」と呼びかけた。
HRPは国のプロジェクトである。ヒューマノイドをつくるのは根源的な欲求である、理由などない、とはいっていられない。だが、いまだにHRPはヒューマノイドの有効な利用方法を明確に提示できずにいるように思う。プロジェクトリーダーの井上博允先生はよく考えていると思うが、まだわずかに説得力に欠けるような気がするのだ。
宇宙開発も、ヒューマノイドも、まだ生活を脅かさないものなのだろう。よい意味でも悪い意味でも「未来の技術」で、だからこそ「みんなで考えよう」ということができる。これをクローン技術や再生医療技術に置き換えてみるとわかりやすい。クローン技術の開発者が、「この技術の開発は根源的な欲求であり、理由などない」「使い方はみんなで考えよう」などといったら、大批判を浴びるだろう。科学者の責任が問われる。これはクローンや再生医療技術が、すでに多くの人にとって日常に密着した問題であるからだ。
このところロボットイベントなどに関わるようになってきて感じたことは、意外と一般人もロボットの使い道を考えているということだ。ロボットアイデアコンテストは盛況である。今度の『ドラえもん』映画にも小学生が考えたロボットが登場するが、どれも想像力豊かなものばかりである。「ロボットの使い方をみんなで考えよう」というキャンペーンは、ある程度成功しているのではないか。だが、肝心の研究者から、なかなか鋭いアイデアが出てこないように思うのは気のせいだろうか。一般人のアイデアを受けて、そろそろ研究者も返答を出すべきだと思うのだ。
有人宇宙船構想の提案者は、まず率先して自らがその有効性を明確に提示すべきだと私は思う。物語の中でもいい。別に未来を予測する必要はない。有人宇宙飛行によって生まれる可能性を、ひとつでも多く提示することが大事なのだ。これは一企業の構想ではない。技術を世に問うだけでは評価できない時代になっているのである。使い道の可能性を提示すること、それが未来を創るということである。
実は、新作の筆が進まないのは、そういったことを考えているからなのだ。この作品では有人宇宙開発の可能性が見えない時代に舞台を設定している。SFファンや宇宙開発ファンからは否定的な感想を受けるだろう。だが、そういった読者にも納得のいく小説にする必要がある。これが極めて難しいことなのだ。単に「ふじ」プロジェクトのネガティヴキャンペーン小説と取られてはおしまいである。私は「ふじ」プロジェクトを否定する者ではない。だがそのあたりのニュアンスを巧く組み込み、かつ私の考えを物語に昇華させるには、まだまだ筆力も知識も足りないのである。
お蔵入りするかもしれない、と若干弱気でいる。スケジュールの都合上、またしばらく執筆中断となる。早く完成させたいが、駄目かもしれない。とにかく今日の原稿を書くしかないのである。
【エッセイ】ワンダーライフスペシャル『藤子・F・不二雄PRESENTS ドラえもんムック ロボットはともだち!』/小学館/2002.3.20/ISBN4-09-106042-0/本体1000円/「ドラえもんの未来をつくろう!」pp.178-181 【amazon】【bk1】 →【広告】
これはすごい! 単行本未収録のドラえもんマンガ全11篇(どれもロボットもの)に加え、最新ロボットをカラー写真でどーんと紹介、ドラえもんロボットオール事典やマンガ「ASIMO誕生ものがたり」まであるぞ! 瀬名はドラえもんとロボットの未来について、4ページにわたり激白。世界一熱いロボット本をどうかお見逃しなく!
毛利衛対談集『果てしない宇宙のなかで思う未来のこと』/数研出版 3月上旬発売、瀬名との対談を収録。詳細は後ほど。
【書評】女性セブン/2002.2.21号/(記名なし)「21世紀本格」p.86
【書評】北海道新聞/2002.2.9夕刊/こだわり選書「SF」/永瀬唯「コミック史の空白埋める」
【新刊】岬兄悟・大原まり子編『SFバカ本 電撃ボンバー篇』/メディアファクトリー/2002.2.16/ISBN4-8401-0518-9/本体1200円/「SOW狂想曲」pp.183-223 【amazon】【bk1】 →【広告】 *SFバカ本ホームページ
【アンケート回答】SFマガジン編集部編『SFが読みたい! 2002年版』/早川書房/2002.2.15/ISBN4-15-208400-6/本体700円/「マイ・ベストSF【国内篇】」p.42(pp.36-47) 【amazon】【bk1】
【講演】JT生命誌研究館外部研究者セミナー/2002.2.6(水)13:30〜16:00/「小説を通して科学を伝えること」/JT生命誌研究館
【シンポジウム】人間協調・共存型ロボットシンポジウム/2002.2.13(水)9:00〜17:00/パネルディスカッション「人間型ロボットは何をめざすか」、パネラー:(株)本田技術研究所、(株)ソニー、瀬名秀明、経済産業省、井上博允、15:50〜17:00/発明会館ホール
【エッセイ】潮/2002.3/波音/「科学の面白さは読書で学ぶ」pp.66-68
【エッセイ】月刊アスキー/2002.3/アスキーロードテスト/「iToolsで挑戦! DV編集&HP作成」pp.302-303/連載第3回
【書評】カドカワミステリ/2002.3/円堂都司昭「論理の聖剣(ロジックのエクスカリバー)」pp.96-97 *『21世紀本格』の書評を含む。ただし瀬名作品への言及なし。
【記事】SFマガジン編集部編『SFが読みたい! 2002年版』/早川書房/2002.2.15/ISBN4-15-208400-6/本体700円/大倉貴之「ロボット開発の現在と未来を丹念に検証したノンフィクション」p.15(「[国内篇]ベスト20作品ガイド」pp.6-15)/山岸真「COMMENT」p.26/林哲矢「中短篇SF 名アンソロジー、作品集が目白押しの海外 裾野が広がり質が向上した国内」pp.68-70、東雅夫「国内・海外ホラー 転換期を迎えた国内ホラー・シーン――新鋭のデビュー作に成熟の予兆を見る」pp.78-81(「サブジャンル別ベスト10&総括」pp.66-95)/(記名なし)「角川春樹事務所」p.97(「このSFを読んでほしい!」pp.96-98)
復刊ドットコムで、『藤子不二雄ランド』(中央公論社、全301冊)の復刊がずっと検討されてきた。そしてついにA先生の作品の復刊が実現に向けて動き出したらしい。おお、すげえ。絶対に無理だと思っていたのに(情報ソースはここ)。
今年のセンター試験にもドラえもんが登場し、いまだ藤子(A&F)人気衰えずの感があるが、今年のドラえもん映画はタイトル『のび太とロボット王国(キングダム)』が示す通りロボットもの。ここ数年のなかで最高の出来になりそうな予感。完成が待ち遠しいぞ。
しかし以前から不思議で仕方がないのだが、「ドラエもん」と誤記する人が後を絶たないのはなぜか。品詞分解すれば「ドラねこ」+「右衛門」であることはすぐにわかりそうなものだが。「ドラミ」がいるので三文字目まで無条件でカタカナだと思い込んでいるのだろうか? 「ドラエもん」と書く人は「もん」を何の略と思っているのだろう。ポケモンの「モン」か?
あるいは、発音を忠実に再現しようとしてこのような誤記が生じるのかもしれない。のび太は「ドラえ・も〜〜ん!」と叫ぶが、「ドラ・えも〜〜ん!」とはいわない。実際、口に出してみても、「ドラえ」までは平坦な音でひとつながりになっており、「もん」と区別されていることがわかる。
ウェブ検索エンジンのうち、とりあえずひらがなとカタカナを区別していそうなエキサイトで調べてみると、以下の結果が得られる。
| 検索語 | ヒット数 |
| どらえもん | 12,700 |
| ドらえもん | 41 |
| ドラえもん | 162,000 |
| ドラエもん | 3,710 |
| ドラエモん | 21 |
| ドラエモン | 15,000 |
ああ、こんなことをしている余裕はないのにっ!
【記事】活字倶楽部/2002年冬号(2002.3.22発行)/人気作家47人アンケート/森博嗣(タイトルなし)p.24(pp.11-25)
【書評】朝日新聞/2002.1.28夕刊/新刊トリケラトプス/池波志乃「袋とじに「密室」の魅力ぎっしり」、新保博久「大まじめな恐竜ハードボイルド」、野崎六助「新時代に揺らぐ人間存在えぐる」
【書評】産経新聞/2002.1.20/(記名なし)「謎解き自慢の全8編」
【記事】SFオンライン/59号(2002.1.28発行)/ベストSF2001/林哲矢「(3)SF中短篇部門 年間回顧」、菊池誠「(7)ノンフィクション部門 科学関連ノンフィクション年間回顧」
『しあわせ家族計画』の阿部勉監督、ついに第二作始動。原作はSFファンなら思わず膝を打つあの名作マンガだっ! 詳細はいずれ改めて。
2001年の「新着情報」を別ページに移行しました。
ふう。すでに今年の計画が破綻の危機。大丈夫か、いや大丈夫ではない。しばらく更新内容が事務的な連絡事項だけになるかも……。
【エッセイ】エスクァイア日本版/2002.3/ESKY CINEMA「映画論解放区/作家が薦める週末の一本」/「小説家魂を刺激する脚本家。」p.185
【公開セッション】ロボット・ミーム展/2002.1.26(土)17:00〜19:00/瀬名秀明、高西淳夫、北野宏明「ロボットは人の未来を映す鏡」/日本科学未来館
【書評】朝日新聞/2002.1.21夕刊/新刊トリケラトプス/大原まり子「劇画タッチで引き込む筆力」、小谷真理「世界の不確かさに気づかされる」、長山靖生「SF誕生の現場を目撃するよう」
【書評】週刊文春/2002.1.31号/文春図書館/千街晶之「ミステリーレビュー」pp.134-135
【書評】BRUTUS/2002.2.1号/BRUTUS MEETS 630 BOOKS/(永)「ROBOT にんげん、いやロボットだもの。」p.62
【書評】ミステリマガジン/2002.3/HMM Book Review/西上心太「Jミステリ・レビュー」pp.128-129
【書評】SFマガジン/2002.3/SF BOOK SCOPE「JAPAN」/風野春樹「物語の勝利を歌い上げた蟲惑的な大作」p.124
【書評】SFマガジン/2002.3/SF BOOK SCOPE「MYSTERY」/千街晶之「気鋭の作家たちが挑む“ポオの精神”」p.130
前回書いた企画以外にも、昨年から話し合ってきたいくつかの企画がじわじわと見え始めてきました。なんとかこのままうまく持っていきたいところ。
『ある日どこかで』の解説を書くために、J・M・バリの伝記や女優モード・アダムズの関連本を読む。いやあ、私もモード・アダムズのファンになりました。思わず稀少本をコレクト。すでに原稿料の数倍の金額をアダムズ嬢に注ぎ込んでいる私だ。
この新着情報ページもそろそろ整理しないと。すみません、余裕がなくて。
【文庫解説】赤川次郎『怪談人恋坂』/角川文庫/2002.1.25(原著1995)/ISBN4-04-187961-2/本体600円/「解説 ひとつの赤川次郎論 ――「矜持」、そして「小説の歓び」」pp.425-442 *「矜持」のはずがすべて文中で「抒事」になっている。あああ、すみません。完全に私の入力ミスです。せっかく気合入れて書いたのになあ。しかし誰も気づかないのはなぜ。痛恨の誤植。【amazon】【bk1】
【エッセイ】月刊アスキー/2002.2/アスキーロードテスト/「iBookモバイラーへの道は、まだまだ険しく!?」pp.280-281/連載第2回 →【広告】
【記事】キリカミアキラ/90号(2002.1.8発行)/加藤淳「虹の天象儀」p.6
【書評】夕刊フジ/2002.1.9/かねやんのベストセラー赤提灯/金田浩一呂「依頼に応じた7人+自分の作品を含めた短編集」
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
角川春樹事務所の原稿、ぜんぜん進まない。はやくロケット打ち上げのシーンまで行きたいのだが。細かいエッセイの仕事に忙殺される。
福岡、東京、と新年からあちこち飛び回る。東京では某出版社による某企画の第一回打ち合わせ。これは面白いものになりそう。次のクリスマスには、貴方にすてきなプレゼントをお届けします!
【エッセイ】青春と読書/通巻300号突破記念ノンフィクション増刊号(2002年臨時増刊号、通巻305号、2002.2.15)/アンケート特集「私が選んだノンフィクションBest3」/(タイトルなし)p.18
【エッセイ】有鄰/第410号(2002.1.1号)/「アトムの向こうを考えよう」p.4
【書評】毎日新聞/2001.11.13夕刊/ダブルクリック/小谷真理「プラネタリウムの星空」
【書評】SFオンライン/vol.58(2001.12.25号)/書籍レビュー/冬樹蛉「21世紀本格」
【記事】バイオサイエンスとインダストリー/Vol.59, No.6('01)/バイオの窓/本多裕之「脳って何?」p.403
【記事】静岡新聞/2002.1.3/文学に活力…静岡ニューウェーブ/(記名なし)「鈴木、瀬名に続けと… ホラー小説」