2001/11/22
《舞台背景》
| カイロ・エジプト博物館 http://www.powerup.com.au/~ancient/museum.htm | |
| オーギュスト・マリエットが創立した、エジプト最大の考古学博物館。現在はツタンカーメン王の副葬品も展示。いつ行っても超満員。ガイドブックとしては、松本弥編・著『カイロ・エジプト博物館 ルクソール美術館への招待』(弥呂久)が決定版。さすが松本弥。ほかにも『エジプト美の起源 カイロ博物館入門』(小学館)がカラーで見やすい。 |
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| アブディーン宮殿 http://www.powerup.com.au/~ancient/museum.htm | |
| イスマイール副王が建設、一度火災に見舞われたが再建された。現在はミュージアムになっている。小説ではちょうど建設中の時代に該当しているので、シタデルの旧宮殿しか出てこない。 |
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| スエズ運河 http://www.powerup.com.au/~ancient/museum.htm | |
| フェルディナン・ド・レセップス公によって成し遂げられた、20世紀最大の建築事業。『八月の博物館』はこのスエズ運河建設の時代を背景にしています。 | |
《登場人物》
| オーギュスト・マリエット(1821〜1881) | |
| 18世紀後半に活躍した古代エジプト考古学者。『八月の博物館』の副主人公。情熱的で、気性が激しく、ユーモアを愛した。映画化するならジャン・レノが適任か? オペラ『アイーダ』の原案者でもある。マリエットの発掘した遺品が「四大文明 エジプト展」に数多く出展されているので要注意。黄金のマスクよりマリエットの発掘物のほうが私には面白い。なお、彼の名を冠したホテルがあるとは驚き。一度泊まってみたい。 |
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| エンリコ・カルーソ(1873〜1921) | |
| 伝説的なテノール歌手。オペラ『アイーダ』で衛兵隊長ラダメスを演じたこともある。伝記映画The Great Carusoはアマゾン・コムで入手できる。 |
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| リチャード・ガーネット(1789-1850) | |
| 大英博物館のカタログ職人。驚異の記憶力を誇った。 |
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| ジャックと仔猫 | |
| 大英博物館の円型閲覧室に出入りしていたネコ。小説では仔猫のほうの名前が出ていないが、実際はマイクと名づけられていた。この二匹の運命については『達人たちの大英博物館』(講談社選書メチエ)を参照。 |
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| 徳川昭武 | |
| 第15代将軍・徳川慶喜の弟。パリ万国博に派遣される。高橋邦太郎『花のパリへ少年使節 慶応三年パリ万国博奮闘記』(三修社)、宮地正人監修『徳川昭武幕末滞欧日記』(山川出版社)など。 |
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| 渋沢篤太夫(渋沢栄一)(1840[天保11]〜1931[昭和6]) | |
| ホラーファンには荒俣宏『帝都物語』の登場人物として有名(笑)。民部公子・徳川昭武のお供として幕末にヨーロッパ各国をまわり、パリ万国博にも参加。当地で株式会社の概念などを学ぶ。佐野眞一『渋沢家三代』(文春新書)、渋沢華子『渋沢栄一、パリ万博へ』(国書刊行会)、嶺隆『帝国劇場開幕』(中公新書)、大江志乃夫訳「航西日記」(『世界ノンフィクション全集14』筑摩書房所収)など。フィクションでは南條範夫『幕府、パリで戦う』(カッパノベルス)が面白い! |
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| 浜碇定吉一座 | |
| 末にアメリカや欧州を巡回、パリの劇場では徳川昭武や渋沢栄一らに曲芸を披露した。小説では万博会場で公演したことにしてあるが、これはウソ。安岡章太郎『世紀末大サーカス』(朝日文庫)が抜群の面白さ。 |
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| シュリーマン(1822〜1890) | |
| マリエットの発掘品を見て考古学への情熱を燃やす。虚言癖あり? エルヴェ・デュシエーヌ『シュリーマン 黄金発掘の夢』(創元社)など。 |
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| ネストル・ロート(@@@@〜@@@@) | |
| 名前のみの登場。シャンポリオンの遠征隊に同行し、エジプトの風景を水彩画で描いた画工。マリエットの人生に大きな影響を与える。ロートの絵はときどきエジプト考古学関連の本に掲載されているので、注意してみてみよう。 |
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《博物館のコーナー》
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